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省力化投資補助金(一般型)第9回のスケジュールと、締切までにやっておく準備
中小企業省力化投資補助金(一般型)の第9回は、2026年11月上旬に公募開始、12月上旬に申請受付開始、12月下旬に締切の予定です。公募が始まってから準備を始めると、残りはおよそ2か月しかありません。設備の構成、作業時間の測定、見積書、GビズIDプライムの取得は、公募開始を待たずに今から進めておくのが確実です。
この記事でわかること
- 省力化投資補助金(一般型)第9回のスケジュール
- 第9回で使える補助額と基本の条件
- 締切から逆算した第9回の準備スケジュール
- 第9回の補助額の計算例(従業員30名の場合)
- 第9回の申請の流れと採択後のスケジュール
- 第9回に申請するときに気をつけること
この記事では、中小機構の公式サイト(2026年10月28日確認)と第8回公募要領(2026年9月18日改訂版)の内容をもとに、第9回のスケジュール、締切から逆算した準備の順番、補助額の計算例、気をつけることを順に説明します。
省力化投資補助金(一般型)第9回のスケジュール
省力化投資補助金(一般型)は、決まった期間ごとに申請を受け付ける「公募回制」の補助金です。第8回は2026年10月16日(金)17時に締め切られ、次の受付が第9回になります。
公式サイトで公表されている第9回の予定は次のとおりです。
| 時期 | 内容 | この時期にすること |
|---|---|---|
| 2026年11月上旬(予定) | 公募開始 | 第9回の公募要領を読み、要件の変更がないか確かめる |
| 2026年12月上旬(予定) | 申請受付開始 | 事業計画書を仕上げ、電子申請の入力を始める |
| 2026年12月下旬(予定) | 申請締切 | 締切日より前に申請を終える |
公式サイトでは「詳細は後日お知らせします」とされており、正確な日付と時刻は公募開始のときに発表されます。この記事でも、日付が決まり次第、内容を見直します。
第8回の締切は17時でした。第9回も締切の時刻まで決まってから計画を立て、最終日に申請が集中する前に終えるのが安全です。
第9回で使える補助額と基本の条件
第9回の公募要領は、まだ公開されていません。ここでは第8回の公募要領の内容を紹介します。第9回で変わる点がないかは、公募開始のあとに必ず確かめてください。
補助上限と補助率
補助上限は従業員数で決まります。賃上げを大きく行う計画の場合は、カッコ内の「大幅賃上げ特例」の上限を使えます。
| 従業員数 | 補助上限 | 大幅賃上げ特例の場合 |
|---|---|---|
| 5人以下 | 750万円 | 1,000万円 |
| 6〜20人 | 1,500万円 | 2,000万円 |
| 21〜50人 | 3,000万円 | 4,000万円 |
| 51〜100人 | 5,000万円 | 6,500万円 |
| 101人以上 | 8,000万円 | 1億円 |
補助率は、中小企業が1/2(最低賃金引上げ特例に当たる場合は2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者が2/3です。第5回の公募からは、1,500万円を超える部分の補助率が下がる段階がなくなり、上限まで同じ補助率で計算します。
申請に必要な基本の条件
- 労働生産性を年平均4.0%以上伸ばす計画であること
- 従業員1人当たりの給与支給総額を年平均3.5%以上増やす計画であること
- 事業場内の最低賃金を、地域別最低賃金より30円以上高くすること
- 従業員21名以上の場合は、一般事業主行動計画を公表していること
事業計画の期間は3〜5年です。設備を入れて終わりではなく、その後の生産性と賃上げまで含めて計画を立てます。
対象になる設備
申請には、単価50万円(税抜)以上の機械装置などを1つ以上含めることが必要です。対象になる経費は、機械装置・システム構築費(必須)のほか、運搬費、技術導入費、知的財産権等関連経費、外注費、専門家経費、クラウドサービス利用費です。
どこでも同じように使える汎用の設備を1台だけ入れる計画は対象外です。ただし、自社の現場に合わせて周辺の機器や機能を組み合わせる場合や、汎用の設備を組み合わせてより高い省力化の効果を出す場合は、オーダーメイドの設備として対象になります。第9回に向けては、この「自社に合わせた一式」の構成を早めに固めることが、準備の中心になります。
締切から逆算した第9回の準備スケジュール

第9回の締切が12月下旬の予定なら、公募開始から締切までは約2か月です。設備メーカーとの打ち合わせや見積書の取り寄せには時間がかかるため、次の順番で今から動き始めます。
今〜11月上旬:設備と構成を決め、今の作業時間を測る
まず、どの作業を設備に任せるかを決めます。そのうえで、今その作業に何人が何時間かけているかを、工程ごとに測っておきます。
審査では、省力化指数(設備で減る作業時間の割合)、投資回収期間、付加価値額、オーダーメイド設備かどうか、の4つの観点が評価されます。今の作業時間の数字は、このうち省力化指数の土台になります。公募が始まってから測り始めると、計画書を書く時間が足りなくなります。
あわせて、GビズIDプライムのアカウントを持っていない場合は、すぐに取得の手続きを始めます。公式サイトでも、ID取得には一定の期間がかかるため早めに手続きをするよう案内されています。
11月上旬〜12月上旬:公募要領を読み、見積書をそろえる
公募が始まったら、第9回の公募要領を読み、補助上限や要件、対象経費に変更がないかを確かめます。変更があれば、構成や計画の数字をそれに合わせて直します。
この時期に、設備メーカーや販売会社から見積書と仕様書を取り寄せます。見積は原則として2者以上から取る相見積もりが必要です。システム構築費は「一式」だけの見積は認められず、積算の根拠がわかる見積書と仕様書が求められます。
見積がそろったら、事業計画書の下書きを進めます。減る作業時間、空いた時間の使い道、労働生産性と賃上げの見通しを、数字でつなげて書きます。
12月上旬〜締切:計画書を仕上げ、電子申請する
申請の受付が始まったら、計画書を仕上げて電子申請します。入力する項目が多く、添付する書類もあるため、受付開始の直後から入力を始めると余裕が持てます。
締切の当日に入力の不備や添付漏れに気づいても、直す時間はほとんどありません。締切の数日前には申請を終える予定で進めるのが安全です。
これまでの採択率(申請に対する採択の割合)は、第1回68.5%、第2回60.9%、第3回66.8%、第4回69.3%、第5回61.5%、第6回63.9%です。申請すれば通る制度ではないため、準備の時間をどれだけ計画の中身に使えるかが結果を分けます。
自社の設備が対象になるかは、構成の段階で決まります。気になったらお気軽にご相談ください。

第9回の補助額の計算例(従業員30名の場合)

例として、従業員30名の製造業の会社が、自社の工程に合わせた設備の一式(補助の対象になる経費 3,000万円・税抜)を第9回で申請する場合を計算します。従業員21〜50人の補助上限は3,000万円です。
| ケース(例) | 補助の対象になる経費(税抜) | 補助率 | 補助額 |
|---|---|---|---|
| 中小企業(従業員30名) | 3,000万円 | 1/2 | 1,500万円 |
| 同じ会社で最低賃金引上げ特例に当たる場合 | 3,000万円 | 2/3 | 2,000万円 |
| 中小企業(従業員12名) | 2,000万円 | 1/2 | 1,000万円 |
| 小規模企業者(従業員5名) | 900万円 | 2/3 | 600万円 |
1つ目の例では、3,000万円の1/2で補助額は1,500万円になり、残りの1,500万円は自社で負担します。補助率をかけた金額が上限を超える場合は、上限の額までになります。
いずれも第8回の公募要領に沿った計算の例です。実際の補助額は、第9回の公募要領の内容と、審査を経て交付決定で認められた経費をもとに決まります。補助金は導入と支払いを終えたあとに支払われるため、設備代はいったん自社で用意します。
第9回の申請の流れと採択後のスケジュール

第9回の申請から補助金を受け取るまでの流れは、次のとおりです。締切に申請して終わりではなく、採択のあとにも手続きが続きます。
- 任せる作業と設備を決め、今の作業時間を測る
- GビズIDプライムのアカウントを取る
- 設備メーカーや販売会社と構成を固め、見積書をそろえる(2者以上の相見積もりが原則)
- 第9回の公募要領を確かめ、事業計画書をまとめる
- 申請受付の開始後に電子申請する(締切は12月下旬の予定)
- 採択の発表のあと、交付申請をして交付決定を受ける
- 交付決定のあとに発注し、設備を導入する
- 実績報告と現地調査を経て、補助金が支払われる
- 事業計画の期間(3〜5年)の間、効果を報告する
補助事業の期間は、交付決定から17か月以内(採択発表から19か月後まで)です。納期の長い設備は、この期間に導入と支払いまで終えられるかを、メーカーと先に確認しておきます。
なお、採択された場合は、申請者名、住所(市区町村まで)、法人番号、事業計画名、支援機関名などが公式サイトで公表されます。
第9回に申請するときに気をつけること
- 発注は交付決定のあと:対象になる経費は、交付決定を受けた日付以降に契約(発注)し、補助事業の期間内に支払いを終えたものに限られます。第9回を待つ間に先に発注すると、その設備は対象になりません。
- 第9回の公募要領で変更点を確かめる:この記事の補助上限や要件は第8回の公募要領の内容です。公募開始のあとに、変わった点がないかを必ず確かめます。
- 見積は早めに複数社から:相見積もりで最も安い金額を出した会社を選ぶのが原則です。ほかの会社を選ぶ場合は、理由書と価格の妥当性を示す書類が要ります。
- 設備は新品で計画する:中古品の購入費は補助の対象外です。
- 計画は自社のものとしてつくる:公募要領は、事業計画を申請者自身で作成することを求めています。外部の支援を受けながらも、数字と中身は自社で説明できる形にします。
省力化投資補助金 第9回でよくある質問
Q. 第9回の締切日はいつですか?
公式サイトでは、2026年12月下旬に締切の予定と公表されています。正確な日付と時刻は、11月上旬の公募開始のときに発表される予定です。
Q. 第8回に間に合わなかった計画で、第9回に申請できますか?
第9回の公募要領で要件を満たしていれば、申請できます。第8回に向けて準備した構成や見積書は、第9回の公募要領と照らし合わせ、変わった点があれば直してから使います。
Q. 公募が始まる前に設備を発注してもよいですか?
補助の対象になるのは、交付決定を受けたあとに契約(発注)した経費です。公募の前や申請の前に発注した設備は対象になりません。見積書を取るところまでにして、発注は交付決定を待ちます。
Q. GビズIDプライムはいつまでに取ればよいですか?
電子申請にはGビズIDプライムのアカウントが必要で、取得には一定の期間がかかります。第9回に申請する予定なら、まだ持っていない場合は今すぐ手続きを始めてください。
第9回の準備はTaigenに無料で相談できます
第9回の締切まで、残された時間は長くありません。どの作業を任せる設備にするか、どこまでを一式の構成に含めるかが決まれば、あとは計画書づくりと見積の取りまとめに時間を使えます。
Taigen株式会社は、採択158件・支援した補助金の総額28億円以上の実績をもとに、対象になる構成の考え方から、事業計画書づくり、採択後の交付申請・実績報告まで伴走します。第9回に申請するかどうか迷っている段階でも、お気軽にご相談ください。
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