コラム

【完全保存版】Buy tokyo 推進活動支援事業 |中小企業の販路拡大に活用できる補助金を徹底解説

東京都が提供する「Buy TOKYO 推進活動支援活動事業」についてご存じですか?

これは東京都内の中小企業が販路を広げるための活動をサポートする補助金制度です。

この制度を利用することで、企業にどんなメリットがあるのか、対象商品や応募の仕方など解説しています。 詳しくみていきましょう。

Buy tokyo 推進活動支援事業とは?

東京都内の中小企業が開発した優れた商品やサービスを国内外に広めるために、必要な費用の一部を補助したり、販売促進のサポートを行ったりします。
これにより、東京都産品が市場に広がり、海外にも展開できるよう支援します。

東京都産品のブランド力やイメージを高めることを目的とした事業です。

この制度を活用するメリットは?

  1.  販路が拡大できる
    国内外での展示会の参加やオンラインマーケットへの出店など新たな市場開拓の資金の負担を軽減できます。
  2. 資金を有効活用できる
    販促費用や市場調査用の費用の一部を補助金で補うことで、限られた資金を他の分野に充てる余裕ができます
  3. 東京産のブランド品として認知される
    自社製品が「東京都ブランド」の一部として位置付けられることで付加価値が高まります。
  4. 専門家の支援が受けられる
    専門家によるブランディングや、販売促進戦略のアドバイスを受けられます。利用することで効果的なプロモーションをすることができます。

対象者と補助対象事業

対象となる企業

対象となる企業の条件

  • 東京都内に事業所を有する中小企業
  • 東京都内で製造・加工・販売される特産品や名産品を取り扱う企業

申請するための条件

  • 対象商品が東京と産品としての認定を受けていること
  • 販路拡大やブランディングの具体的な計画があること
  • GビズID(プライム)への取得(電子申請に必要になります)

補助金交付対象事業の概要

対象となる事業

  • 要件
    • 都内中小企業等が国内外で行う新たな取り組みであること。
    • 実施計画期間内(最長2年度)に実施し、東京都の会計年度内に補助申請・決定・経費支払いが完了すること。
  • 対象外
    • 申請時点で既に開始している取り組み。
    • 過去に行った、または類似の取り組み。

補助対象となる事業内容

  1. 東京都産品の継続的な販売促進活動
    • 例:アンテナショップ運営、物産展・展示会での販売、通信販売など。
    • 対象外となる販売形態
      • 委託仕入や条件付買取仕入など。
      • 自ら生産した農林水産物の販売。
      • 東京都産品を使用した飲食提供(惣菜・弁当等含む)。
  2. 東京都産品と小売業者・卸売業者等のマッチング活動
    • 例:マッチング商談会や生産者との交流会の開催。
  3. 東京都産品の普及啓発活動
    • 例:広報活動、販売促進キャンペーンの実施。
  4. その他、知事が必要と認める取り組み
    • 東京都産品の販売や周知に貢献する活動。

東京都産品の販売促進や普及啓発を目的とした新たな取り組みが補助対象です!

過去の活動や既存の事業は対象外となるため、事前に条件を確認してください。

実際の成功事例のご紹介

1,株式会社道明の挑戦

背景:新たな市場での販路拡大を目指して

東京都の伝統工芸品である組紐製品を手がける株式会社道明は、グローバル市場への進出を目指していました。しかし、海外での展示会出展や広報活動に関わる経費の負担や販路開拓のノウハウ不足が課題となっていました。

支援内容:補助金と専門家によるハンズオン支援

「Buy TOKYO 推進活動支援事業」を活用した同社は、初年度に補助金を受け取るとともに、専門家のアドバイスを得ながら広報戦略を再構築しました。

具体的には、越境ECサイトの立ち上げ支援やSEO対策、YouTubeなどのSNS活用法について指導を受けました。

また、コラボレーション活動の費用支援により、異業種のデザイナーや建築家との新しい取り組みも実現しました。

結果と成果:ブランド力向上と未来の広がり

補助金と支援を通じて、同社は国内外での認知度を向上させることに成功。特に、組紐を素材として販売するという新たな市場の可能性も見出しました。

現在では「TOKYO発のラグジュアリーブランド」として、世界での認知を目指し着実にステップを進めています。

補助対象商品・事業

対象となる東京都産品

  • 農林水産品
    東京都内で生産された野菜、果物、魚介類などの食品
  • 加工品
    東京都内の素材を活用したスイーツや調味料
  • 伝統工芸品
    江戸切子や東京染小紋など、東京都内の歴史と文化を反映した工芸品
  • その他
    東京都内の素材を利用した製品

新たな取り組みの例

補助金の対象となる具体的な取り組みはこちらです

  • アンテナショップの設置
    都内外での直営店舗展開
  • イベントでの展示販売
    国内外の展示会や地域イベントでのプロモーション活動
  • 小売店とのマッチング活動
    地元スーパーや百貨店との提携

支援内容と補助金額

補助金の詳細

初年度2年度目
限度額上限1,000万円上限600万円
補助率補助率2/3以内補助率1/2以内

この補助金は初年度に手厚く設定されており、新規プロジェクトに取り組む企業にとって大きな後押しとなります。

補助期間は、最長2年度(令和8年<2026 年>3月31日)までとなっています。

ハンズオン支援

補助金だけでなく、専門家によるブランディング、 販売促進などのアドバイスを受けられます

東京都産品を活用した新規プロジェクトに最大1,000万円の補助金が支給され、専門家による支援も受けられます。補助期間や条件を確認し、事業計画を練るようにしてください。

ハンズオン支援の流れ

ステップ1
課題認識の確認と共有・支援内容の検討

支援決定企業をコーディネータが訪問し、現場確認や経営者・社員からヒアリング。

課題を把握・共有します。支援ニーズが確定後、課題解決の支援内容を検討し、支援計画を作成。専門家を選定し派遣します。

ステップ2
専門家による支援実施

支援計画と専門家が決定後、コーディネータと専門家が月1回程度現場を訪問し、コンサルティングなどの支援を行います。

ステップ3
成果確認・進捗管理・アフターフォロー

支援実施ごとに進捗管理を行い、TELやメールでも指導・アドバイスを提供。必要に応じて支援内容を進捗に合わせて変更します

応募方法と手続き

申請は全て電子申請で行います。

国(デジタル庁)が運営する補助金の電子申請システム「jGrants」にて受け付けます。

電子申請手続き

1, GビズIDプライムの取得

電子申請に必要なアカウントを事前に取得します。申請には数週間かかる場合があるため早めに準備してください。

GビズID(プライム)への取得(作成)は下記のURLをご覧ください。

https://gbiz-id.go.jp/top

https://gbiz-id.go.jp/top/manual/manual.html

2, jGrantsを利用した申請

補助金申請は、政府の電子申請システム「jGrants」経由で行います。必要書類を揃えオンラインで提出します。

3, 提出後のフォローアップ

申請後、審査や補足資料の提出が求められる場合があります。定期的に進捗状況を確認しましょう。

補助金申請には「GビズIDプライム」の取得が必須です。

取得には数週間かかる場合があります。早めの準備と申請後の進捗確認が大切です。

おわりに

「Buy TOKYO 推進活動支援事業」は、東京都内の中小企業が販路拡大を目指す際に非常に役立つ補助金制度です。

東京都産品や伝統工芸品を取り扱う企業にとって、この制度を活用することで新たな市場開拓やブランド強化が期待できます。

補助金を最大限活用し、成長に役立ててください。

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